冷酷な王さまは愛し方を知らない
村につくと、キースさんが、其村の尊重に話をしてくれ、空いている小屋を貸してくれた。
すぐに、その小屋を綺麗に掃除をしてくれ私を中に通してくれる。
「少し横になって休んでいろ」
「私は大丈夫です。アルさまや他の騎士たちの方が戦いのあとでお疲れでしょう」
「俺たちは男なのだから平気だ。お前はもう一人の体ではないのだ。大事にしなければならない」
「アルさま・・・」
とても大事にしてくださる。
私は、みんなが安心してくれるためにもアルさまの言う通りに休む方がいいんだろう。
確かに、歩き通しで疲れた感じはある。
お言葉に甘えて少しだけ休ませてもらおう。
「リズ。城まではあとは馬車で行ける。あと少しの辛抱だ」
「はい。大丈夫ですよ」
心配をかけているんだろう。
無理をせず休む。
それが今私のできる一番のことなんだろう。