うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
すぐに拾い上げるものの、チャリンと鍵同士がぶつかる音が響き、キーケースを見つめてしまう。
自宅の鍵と一度も使ったことがない、副社長が住むマンションの鍵。
副社長……『いつでも来てくれていい』って言ってくれたよね。ずっと邪魔したら、迷惑かけたら……って思いで連絡も控えてきたし、合鍵を使って会いに行こうだなんて一度も考えたことがなかった。
でも合鍵を使う時って今じゃないのかな? だって副社長、見かけるたびに疲れていて、体調が心配だもの。
合鍵を持っている恋人なら、こういう時こそ使ってなにか美味しいものを作ってあげたりするべきだよね?
それに今のままじゃ、ずっとモヤモヤしたままだもの。
「……よし!」
誰もいないオフィスで思い切ってメッセージ文を打ち込んでいく。
【おはようございます。今日、仕事が早く終わりそうなので、お部屋にお邪魔してもよろしいでしょうか? よろしかったら、夕食を作らせてください】
考えに考え、震える手で送信ボタンを押した。
「気づいてくれるかな」
自宅の鍵と一度も使ったことがない、副社長が住むマンションの鍵。
副社長……『いつでも来てくれていい』って言ってくれたよね。ずっと邪魔したら、迷惑かけたら……って思いで連絡も控えてきたし、合鍵を使って会いに行こうだなんて一度も考えたことがなかった。
でも合鍵を使う時って今じゃないのかな? だって副社長、見かけるたびに疲れていて、体調が心配だもの。
合鍵を持っている恋人なら、こういう時こそ使ってなにか美味しいものを作ってあげたりするべきだよね?
それに今のままじゃ、ずっとモヤモヤしたままだもの。
「……よし!」
誰もいないオフィスで思い切ってメッセージ文を打ち込んでいく。
【おはようございます。今日、仕事が早く終わりそうなので、お部屋にお邪魔してもよろしいでしょうか? よろしかったら、夕食を作らせてください】
考えに考え、震える手で送信ボタンを押した。
「気づいてくれるかな」