お嬢様、今夜も溺愛いたします。


「ち、ちかっ……!?」


「お嬢様が可愛いすぎるのがいけないんですよ?」


「か、可愛いすぎるって………」


さっきから可愛い可愛いって連呼しすぎ!!


「笑った表情が愛おしすぎて、正直今にも襲いたいくらいです」


「お、襲う!?」


何言ってるのこの人は!?


ボボッと全身が熱くなって、思わず言葉に詰まってしまう。


「その反応、たまらないですね」


「っ……」



目を細めてクスッと笑うその姿。

表情筋が死んでいるんじゃないかと思うほどの、さっきまでのクールな雰囲気は全くなくて。


むしろ、さっきからずっと笑ってる気がする。



「さっき旦那様もおっしゃっていた通り、私も……」


「え?」


「お嬢様をドロッドロに甘やかして、私なしじゃ、生きていけないようにしたいです」


「なっ!?」

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