お嬢様、今夜も溺愛いたします。
──────────


「うわぁ、ここが大学の食堂……」


「な?広いだろ?」


「それに人も多い………」


「まあ、大学だからな」


感嘆の声を上げる私に、ふふんと鼻を鳴らす紗姫。

2人掛けテーブルから、大人数で座れるような横に長いテーブル、五角形型のテーブルなど、たくさん。


メニューもオムライス、カレー、からあげ定食、きつねうどんなど様々。


お、おいしそう……!!


豊富な品揃えに、お腹がぐうっと鳴る。


「くくっ……!
じゃあさっさと選ぶか!」


「ご、ごめんっ……」


ふはっと噴き出す紗姫を睨みつつ、私も紗姫の後に続く。


食堂中が人が埋め尽くすように多くて、はっきりとはわかんないけど。


黒木さんはいない、みたい。


まあ、いつも執事服で見慣れてるから、気づいてないだけかもしれないけど……


見渡す限り、お嬢様というより、うちの高校の生徒は誰もいない。

やっぱりみんな、高くて高級なご飯の方が好むのかな?


「美都、何にする?」


「うーん……
じゃあ、オムライスかな!」

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