狐とご主人様
「あのありがとうございます僕のような者にこんなことをしていただき」

「良いのですよあとシルルくん私のことはジョセフとお呼びください」

驚いたなんだこの人はと思ってしまった
僕に対してこんな態度をとった人は今までいないからだ

そうこうしているうちにお風呂から出る
すると女の人が来てジョセフさんに服を渡したそしてそれを僕に渡す

「部屋に案内します」

きょとんとした表情で下着姿でもらった服を持ってついて行く



それにしてもこんな服らしい服を貰ったのは初めてだった

部屋についた
小さな部屋だったがこざっぱりしていて
机と椅子、クローゼット、ベッドが置いてある

「いいのですか??本当に??」

「ええ、お嬢様の意向ですし,これからはこの家族の一員なのでこのくらいは普通ですよ」

と言いながら服を着付けてくれた
シャツとズボンそして革靴、ベストと
ジョセフさんと似た格好になった

これでよし
今日はもう遅いですし夕飯までここの整理でもしてなさいと言われそうした

今までこんなことはなかった
ここまでして貰えるならあの人にならいくら虐められようと殺されようといいかなと思った

そして夕飯ができたらしいので
食堂にむかった

いい匂いだ...





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