片思い終着駅
「え、これ、つばさくんなの?」
そっくりさんだと思っていたモデルのつばさくんは、つばさくん本人だったのかぁ。
…ってことは、寂しさを紛らわさせるために見ていた、つばさくんは、そっくりさんじゃなくて、本人だったの!?
恥ずかしくなって、顔が真っ赤になったのが自分でもわかる。
「…やっぱり、ののかちゃんね。つばさ、ののかちゃんが、あなたが普段嫌がっている、人を人気や地位で判断する子じゃなくて良かったわね。」
そう言って、つばさくんの肩をポンと叩いていた。
「…ということは、ナンバーワンホストって嘘だったのーーーーーー!?!?!?!?」
急に現実に戻ったわたし。