片思い終着駅
「だーかーらー、俺らのサークルに入るか連絡先教えてくれたらね?そしたら、離してあげるよ。」
ぎゅうっと手首をつかまれる。
「わ、わかりましたからっ、離してくださいっ。」
そう言うと、すんなり手を離してくれた。
連絡先を言おうとした瞬間
「相変わらずひどいことしてますね、“先輩”」
頭の上から、冷たい声が降ってきた。
その瞬間、男の人3人の顔がみるみるうちに青ざめていく。
「ちょっ…おまっ…永田つばさ…!」
そう言うと、わたしの連絡先も聞かずに一目散に去って行った。