蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ
☆☆☆

目の奥に現れた三浦さんの姿に、僕の心臓は大きく跳ねた。


《えっと、隣のクラスの松谷君だっけ?》


《そうです。三浦さんですね》


《うん。なんかこんな風に会話するのって初めてだね》


三浦さんはそう言い、照れくさそうに笑った。


《そうだね……。今日は仕事で君に会いに来たんだ》


そう言うと、三浦さんは頷いた。


《わかってる。お母さんが私に会いたいんだよね?》


《そうです。会ってもらえますか?》


《会いたい……。でも会う資格があると思う?》


途端に三浦さんの表情が歪んで、今にも涙がこぼれ出してしまいそうに見えた。


《どうして、そんな風に思うの?》


《だって、私は自殺だったんだよ》
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