蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ
僕は大きく息を吸い込んで、残りのスポーツドリンクを飲みほした。


柚木さんは今どこにいるんだろう。


1人で何を考えて過ごしているんだろう。


一刻も早く見つけ出さないと、大変な事になってしまうかもしれないのに。


そう思った時、今朝の柚木さんの言葉を思い出した。


「山の麓に柚木さんのお姉さんがいた……」


僕の呟きに、翔平が顔を上げた。


「アツコのお姉さんって、別々に暮らしてる?」


その質問に僕は頷いた。


「どうして山の麓なんかに……?」


柚木さんのお姉さんは父親に引き取られていると言っていた。


そこがどこなのか知らないが、ネグレクトを受けてガリガリに痩せていたと。


「もしかして、あいつらが連れ込んでたのか?」


翔平の言葉に僕は目を見開いた。
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