プロポーズは突然に。


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二時間後、私はホッと胸を撫で下ろしていた。



待ち合わせ場所には私の方が一足先に着き、車から降りるところを芽衣子に見られずに済んだのだ。


それに、“気付かれないように配慮する”という宣言通り、律くんは常に離れたところにいるらしく、本当にボディーガードされているのか分からないほどに気配を消していた。



……良かった。





「久しぶりにゆっくり買い物できて楽しかったー。愚痴も沢山聞いてもらえたしスッキリ!」

「芽衣子もたまには息抜きしないとね」




芽衣子の愚痴話を聞きながらショッピングを楽しみ、休憩がてらカフェに入る。


期間限定商品の何とかフラペチーノとかいう見た目も華やかで女子力抜群なものを芽衣子は頼んでいたけれど、私はいつも通りのブラックコーヒー。


席に座るなり、スマートフォンを取り出しその何とかフラペチーノとやらをパシャパシャと色んな角度から撮影する芽衣子を隣から少し冷めた目で見てしまう。


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