プロポーズは突然に。



落ち込んでいた気分を晴らすように、ズラリと並ぶ豪華な料理に舌鼓を打ちながら思った。


私は贅沢がしたいわけじゃない。


だけど…美味しいものは美味しいんだ、と。



見たこともないような食材を使って作られた、聞いたことのない名前の料理達。


無我夢中。正にその言葉がピッタリ当てはまるほど、私は目の前の料理に夢中になっていた。




「美味いか?」

「ふん、ほひひひ」




そして、夢中になりすぎて口に詰め込み過ぎた結果、こんな情けないことになり、晴れかけていた気分が一瞬で落ちたのは言うまでもない。

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