プロポーズは突然に。
いつまでも続く母の自傷行為に疲れ、気晴らしに学校に行ってみれば、そのことすらも面白おかしくネタにされた。
『本当、おまえの母親狂ってるよな』
『また“死ぬ死ぬ病”が出て病院に運ばれたんだって?』
『男に相手にされなくなったら死のうとするとか。頭イカれてる』
『いっそ、いつ死ぬかみんなで賭けない?』
聞こえてくる高笑いと、薄ら笑いを浮かべたクラスメイト。
私の周りは、いつだって残酷なもので溢れていて、それでいて……冷たかった。
親にも愛されず、友達の一人もいない。
傍観者は同情の眼差しを向けてくるだけで手を差し伸べてくれる人だっていない。
きっと温もりなんてものは幻想で…この世には存在しないのだろう。
―――この時にはもう、誰かに愛されることも、誰かを愛することも諦めていた。