プロポーズは突然に。




周りが受験に向けて頑張っている中、私は中学を卒業したら働こうと決めていた。


母にも風俗を辞めてもらって、昼間のパートでもしてもらって。


そして、“普通”の母親と娘みたいに一緒に並んで料理とかして。

休日には二人で買い物に出掛けて、時間も忘れるほどお喋りなんかしたりして。


そんな平凡で穏やかな暮らしを…望んでいたんだ。





だけど、そんな私の思いとは裏腹に母は自ら自分を壊し始めた。

何度も何度もリストカットを繰り返し、時には睡眠薬を大量に摂取して病院に運ばれて。


目を覚ますと決まって、





『お願いだから死なせてよ…』




そう呟いては涙を流していた。




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