秘密の恋は1年後

「いいんじゃないか? 結衣も友達が増えるのはいいことだろうし」
「そうですね。麻生さん、よかったら仲よくしてもらえませんか?」

 愛斗さんと結衣さんまで、社長の気まぐれのような提案を受け入れていて面くらってしまった。


「私なんかでよければ……」
「本当に!? じゃあ、お食事の後にでも連絡先を交換しましょう」

 ニコニコと微笑む結衣さんは、無邪気でかわいい奥さんだ。
 愛斗さんが上司として過ごす中、特別な想いを抱いてしまったのもなんだか納得できる。


「結衣、今日のポテサラも最高に美味しいよ」
「ありがとう、愛斗さん」

 私がいることなんておかまいなしで、夫婦は仲睦まじい。私もいつかこんな幸せな生活を送ってみたいなぁ。

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