生徒だけど寮母やります!3



本当にその通りだと、景は大きく頷く


今のところ相生に直接接する限りは悪い印象もないし、男子寮Bの生徒も人付き合いで問題を起こすような人はいない


いつもはみんなに毒を吐くライとて、しっかり人を選んでいる

本当の爆弾に触れるようなことはしない



「よし、じゃあ今から歓迎会の準備しちゃう?」


ニヤリと笑った市河がみんなを見渡し、景と咲夜がパッと顔を輝かせる



「「うん!」」


結斗も微笑み、ライもまぁいいんじゃない?と口を少しだけへの字に曲げて頷いた



というわけで


想定していなかった二年生の夏休みの最後のイベント




相生深一歓迎会の開催が決定した




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