ダブル~私が選ぶのはどっち~
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「いらっしゃい。」

小さな子供を抱いた和華が玄関で迎えてくれた。

「こんにちは、真紀(まき)ちゃん。」

慎が自分に差し出された小さな手に触れながら挨拶をする。

「さあ、入って。ちょうど旦那様は休日出勤だから。」

和華はニッコリ笑う。

「子守が増えて助かるわ。」

明らかに慎に対しての言葉。

結局、私と和華は座り込んで、今までの事を話し込む。

その間に、真紀ちゃんの相手をしているのは慎の役目。

「そう、草野主任に会って来たの…。」

和華はずっとそばに居て、私と草野主任の事も見てきた。

「庄司君の前だと言いにくいけど、セフレって言いながら二人の関係は素敵に見えたんだけどな。」

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