ダブル~私が選ぶのはどっち~
私達は見つめ合った。

「いつも琴乃さんの顔を見ていられる環境になったのに、焦る事ばっかりだ。そうなるように自分から望んだのに。」

慎は私のひざの裏に手を回し、抱き上げた。

「明日は土曜日だから、泊っていこう。」

「ダメよ。いつものようにちゃんと帰ろう。」

私は慎の首に手を回して頬ずりをする。

「今日、俺は琴乃さんと離れられる自信がない。」

「し…、慎…。」

慎の唇が私の胸の先を食む。

「慎、もっと…。」

私達は身体の相性はとてもいい。

それはきっと草野主任よりも…。

こんな時に私は何を考えているんだろう。

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