season

「でも大貴って、私が知る限り彼女できたことないみたいなの。黙ってれば結構かっこいいのにね…」



純粋なナツらしい、素朴な疑問を呟いている。




…でも。



ナツの口から、俺以外の男を褒める言葉なんて聞きたくない。




そんな、ガキ丸出しの俺。




「だからね、大貴っ………んっ…！」





ナツの口を、その言葉ごと塞ぐ。





「…俺以外の男の話するの、禁止。」




こんな独占欲の塊で発言してる俺に対しても、ナツは嬉しそうに笑うんだよな。



そして…




「ね、ハル…もっと……」




高校生とは思えない色っぽさで、俺を誘惑するんだ。






…ナツが卒業するまで、エッチしないって決めてたのになあ。





わずかな理性は、ナツの喘ぎ声と共にかき消された。





〜春馬side end〜