Sweet moments ~甘いひと時~


間宮社長を乗せた車が見えなくなるまで頭を下げ続けた。

「またのお越しをお待ちしております。」



人の気配が完全になくなったのを確認して、ゆっくりと顔を上げた。



お客様が全員お帰りになったのを確認してから入り口のネオンが消える。








今日も長い1日がようやく終わった。

素早くドレスを脱ぎ捨てスタッフに別れを告げて、家路に着いた。



化粧を落とさず、ベットにダイブする。

そして死んだように眠りについたのだった。



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