Sweet moments ~甘いひと時~


『もう2度と私から離れて行かないと約束して下さい。そうすれば手を離します。』


吸い込まれそうな熱い瞳から目を逸らした。

「そんな約束できません、、、。私には借金があります。そして前園さんは〝間宮グループ〟のトップとして背負うものが沢山あります。こんなにも私と貴方は住む世界が違うのに、側に居られるわけがないんです。幸せになんて、、なれないんですよ。」

すると彼の大きな手で頰を優しく触れた。



『、、それは誰が幸せになれないんですか?貴方が?それとも私が?』

「そんなの彰さんに決まってるじゃないですかっ!?私なんかが側にいたら幸せになれない!彰さんには、彰さんに相応しい素敵な女性が大勢いるではありませんかっ、、!」

『好きでもない女性が側にいる事が、本当に幸せなのでしょうか?私の幸せは、、、私が決めてはいけないのですか?』


とうとう我慢していた涙が溢れてしまう。
それに気づいた彼が優しく涙を掬った。
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