Sweet moments ~甘いひと時~


いつもより早く仕事を抜け出し、Sweet momentsに向かった。

店に入った瞬間、動揺を見せた彼女。


きっとSweet momentsの客に、夜の仕事の事を知られたくないのだろう。

そこでいつも通り彼女に接した。



それに対してホッとした表情を浮かべた彼女。
いつもの笑顔に戻り、こちらまで嬉しくなる。



ケーキを食べながら、盗み見た彼女は薄っすら目の下にクマが出来ていて心配になった。

そこでケーキを全て買い占めた。



そうすれば、Sweet momentsは閉店となり彼女に少しばかり休養する時間ができる。

彼女がゆっくりと体を休めている姿を想像しただけで穏やかな優しい気持ちになった。



殺人的スケジュールの中、此処でケーキを食べる時間だけが唯一の癒しだった。
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