Sweet moments ~甘いひと時~
「よしよし、先ずは涙を拭いて〜取り敢えずコーヒー入れてあげるからそこに座って?」
そう言われて、自分が泣いている事にようやく気付いた。
桜さんに頭を優しく撫でられて、少しだけ落ち着きを取り戻どし言われた通りに椅子に腰かけた。
コーヒーのいい香りがして鼻をくすぐる。
「は〜〜い。ドリップコーヒーだけど、お待たせ。先ずは一口飲んで話はそれからね?」
隣に座りながら優しい笑顔でコーヒーを手渡された。
「、、、何から何までありがとうございます。頂きます。」
お礼を言いながらそれを受け取りコーヒーを口に含むと、ほろ苦さと香ばしい香りが鼻に抜ける。
「美味しいです。」