Sweet moments ~甘いひと時~
ずっと気になっていた事を口にした。
「私なんかに敬語を使うのはやめて下さい。普段通りにお話して頂けると嬉しいのですが、、、あの、、駄目ですか?」
勇気を出してそう声をかけると、彼は困ったように笑った。
「実はこれが普段通りなんです。幼少期の頃からこの口調でして。この口調だと話す相手が距離を感じて冷たい印象を与えてしまうようで、、、直す努力はしているのですが、、。」
悲しそうに目尻を下げた彼に、慌てて声をかけた。
「無理されなくていいのですっ!!それが普段の前園様ならそれがいいですっ!!!私は冷たいなんて思いません。、、、きっと凡人の私と違って幼い頃から、大変な思いをされて来られたんですよね、、?ですから無理なんてしないでください。そのままの前園様が私は素敵だと思いますっ。」
すると優しい穏やかな表情を向けられた。