バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
受験のストレスで押し潰されそうになる日々に、透子はずっと、自分がどうにかなってしまいそうだと感じていた。

模試の結果が思わしくなくて、ずっしりと重い気持ちのまま学校をあとにする。

途中書店に立ち寄って、好きな作家の恋愛小説を手に取る。

《この小説、こんなにシリーズ出てたんだ》

透子はその数冊の単行本を、何となく学校の鞄の中に入れようとしていた。

どうしてなのか、彼女自身でも分からない衝動で、魔が差したとしか言いようがない。

『…私達、お友達になりましょう』

同級生の優花に目撃され、にっちもさっちもいかなくなって、仕方なく彼女の提案を受け入れてしまった。




※多くの書店さんなどには万引き防止センサーを出入口に設置してあるのを見かけます。
お話の中の登場人物が設定上、罪を犯そうとしていますが、例えストレスから万引きしてしまっても、それは犯罪ですので絶対にしないで下さい。





< 23 / 150 >

この作品をシェア

pagetop