バイバイ☆ダーリン 恋心編 番外編完結しました
『父さん母さん、そして兄貴、こんなことになって本当に申し訳ない』
その後に続けて、家を出ると言った理人に、家族は驚きを隠せない。
『家を出てどうするつもりだ』
『そうよ、あなたは成人したとは言え、まだ学生なんだし…』
母が心配して理人の顔を覗き込む。
大学は辞めるつもりでいると、そして親戚筋のどこかの店で、修業させてもらおうと考えていると言った。
『分かった。そんなことなら、留学しろ。とにかく大学だけは出ておけ。この店がどうにかなってしまったら、学校どころではないが、それでも、大学だけは出してやりたいんだ』
それを聞いた理人は、深々と頭を下げて、父に礼を述べる。
『父さん母さん、俺のせいで迷惑掛けてスミマセン。兄貴も修業中で、こんな状況にしてスマナイ。父さんが言ってくれたように、日本を離れて一人でやってみるよ、俺』
出世払いになるけれど、留学費用の一部をいずれ返すと約束した理人は、近いうちに旅立つことを決めた。
こんな形で日本から逃げるように離れることになるとは思っていなかったが、海外で頑張って、家族に恩返し出来るまで頑張ってみることを誓った。
その後に続けて、家を出ると言った理人に、家族は驚きを隠せない。
『家を出てどうするつもりだ』
『そうよ、あなたは成人したとは言え、まだ学生なんだし…』
母が心配して理人の顔を覗き込む。
大学は辞めるつもりでいると、そして親戚筋のどこかの店で、修業させてもらおうと考えていると言った。
『分かった。そんなことなら、留学しろ。とにかく大学だけは出ておけ。この店がどうにかなってしまったら、学校どころではないが、それでも、大学だけは出してやりたいんだ』
それを聞いた理人は、深々と頭を下げて、父に礼を述べる。
『父さん母さん、俺のせいで迷惑掛けてスミマセン。兄貴も修業中で、こんな状況にしてスマナイ。父さんが言ってくれたように、日本を離れて一人でやってみるよ、俺』
出世払いになるけれど、留学費用の一部をいずれ返すと約束した理人は、近いうちに旅立つことを決めた。
こんな形で日本から逃げるように離れることになるとは思っていなかったが、海外で頑張って、家族に恩返し出来るまで頑張ってみることを誓った。