Love palette




チラッと隣を見ると優ちゃんの綺麗な黄金色の髪が夕陽を浴びてキラキラと光っていた。




『香織、お前にこれやるよ』




私の2歩後ろを歩いてた優ちゃんはそう言って私の首元に"何か"を付けた。




優ちゃんの手が離れ、首元を見て見るとシルバーのリングが螺旋を描いていて中央にはブルートパーズの宝石が輝いている。




それはチェーンで繋がれ、ネックレスにされていた。





『もらっていいの?』



『気に入らねえか?』




不安気に眉尻を下げる優太に慌てて否定した。




『そんなことない!すっごく嬉しい!!ありがとう!』



『おう』




満面の笑みでそう言うと照れているのか頰をポリポリと掻いていた。



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