お見合いだけど、恋することからはじめよう

翌朝、あたしは白雪姫が森の小人たちと暮らすおうちのようなお部屋で目覚めた。

金曜の夜のこういうところは「繁盛」するらしく、スタイリッシュで都会的なタイプの部屋はすでに空きがなく、パステルカラー溢れるメルヘンちっくなタイプしかなかったのだ。

……まぁ、「一次会」が終わったあとも、二人だけでかなり呑んだしなぁ。

と言っても、呑んでワケがわからなくなった末の「過ち」では決してない。

「分別」と「理性」はラララ星の彼方だったことは否定できないが、あたしにはしっかり「意識」はあった。だから、合意の上の同意の行為だ(なんだか早口言葉みたいじゃん)

しかも、昨夜はあたし史上最高に、彼に焦らされて、喘がされて、()き叫ばされた。

……エッチって、やっぱ「上手い下手」があるんだ。

目黒先輩に「初めて」を捧げてしまった自分を心底恨んだ。

きっと、必要以上に痛かったに違いない。

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