お見合いだけど、恋することからはじめよう

赤木さんのくちびるが、あたしのくちびるから首筋に移っていく。

あたしの脳裏に、ただひたすらしあわせだった、彼にどっぷり浸かっていたあの半年間が甦る。

あたしの首元で、ふと彼の視線が止まる。

「……七海、おまえにしちゃ、大人っぽいネックレスだな……でも……すんげぇ似合ってるよ」

あたしの鎖骨で輝く紫色のアメシストを見た彼が、少し(かす)れ気味の声で魅惑的に(ささや)く。


だけど、そのネックレスは……

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