お見合いだけど、恋することからはじめよう
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結局のところ、諒くんはあたしが無事近くのコンビニに入るまで、通話を切らずに「守って」くれた。明るいコンビニの店内で、諒くんが迎えに来てくれるのを待つ。

外がよく見えるように雑誌が並ぶスタンドの前に立ち、目の前にあったBAILAを手に取ってパラパラと(めく)る。

……だけど、なにも頭に入ってこない。

隣にあるゼクシィの方が、やけに気にかかって仕方ない。「結婚」が視野に入ってきたとたん、どんなものか見てみたくなる雑誌、というのは本当のようだ。

でも、残念ながら付録付きのゼクシィには「封」がされているため、立ち読みができない(いや、立ち読み自体、()くないことなんだけれども)

とはいえ「購入する」というほど、まだ現実味を帯びているわけではない。

いくら、結婚が前提であるお見合いで知り合ったといっても……

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