一途な御曹司に愛されすぎてます
◇◇◇◇◇◇

「ここが康平の家?」

 康平に連れられて訪れた新城家の前で、私は完全にテンパッた状態で立ち尽くしていた。

 昔からある静かな住宅地の一角の、まるで展示ハウスみたいなお洒落な一軒家の前で、改めて自分の服装をチェックする。

 この日のために用意したワンピースは、ウエスト切り替えのオフホワイトの無地とネイビーのツイード柄。


「大丈夫だよね? この服、ちゃんと落ち着いて見えるよね? メイク濃くない? 崩れてない?」


 縋るように確認する私に、康平が呆れ顔で答える。


「いい加減にしろよ。服や化粧を見せに来たわけじゃないんだから。もう中に入るぞ?」
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