嫌いな君を好きになる……
「桜ちゃん!?」

「天、なんであんな態度取るんだよ‼

今だって桜ちゃんの視線に気づいてた癖に、なんで謝らないんだよ‼」


分かってる。


分かってるんだ………


ヤキモチなんだって。

晴輝に差し出されたアイスを食べる桜も………



晴輝に笑いかける桜も………



晴輝に抱き締められる桜も………


どれも、見たくなかった。


< 109 / 216 >

この作品をシェア

pagetop