1%の甘さで
へぇー、優哉先輩可愛い子の告白でも断ってるんだ。
ふーん。
優哉先輩は顔で決めるわけじゃないってことかな?
「げっそりしてたかと思えば、今度はにやけて…頭どっか打った?…あ。元からこんなバカだったけ」
さっきまでファンクラブについて熱く語ってた莉央に本気で心配される。
「べっつにぃー?ふふふん〜」
失礼な元からバカ発言を今は許すとしよう。
いつもなら速攻で言い返すけど、なぜか今は気分が良いの。
「怖ー」
先生が入ってきたので、最後に一言そう言って莉央は自分の席に帰っていった。