10通目の手紙
長かった入学式も終わり、教室へ戻ってくると皆はすぐに担任の先生の話しに移った。
「ねぇ、永遠ー疲れちゃったよー。校長先生の話長すぎ!」
「あはは!確かにそうだよね。でも、校長先生の髪が少しズレてて私は笑いをこらえるのに必死だったよ。」
「え!まじで!?うちも、ちゃんと見ておけば良かったなぁー。」
海鈴は見た目は、クールで誰も寄せ付けないって感じだけど、話してみると意外とお茶目な面もある。
「ねね!永遠は、部活なに考えてるの?ちなみに私は、新体操部!ここの新体操部に入る事を目標に受験を頑張ったんだー!」
「へぇー!すごいね!私もね、ここのチアリーディング部にずっと入りたかったの!」
「チアリーディング部かー!衣装も可愛いし、永遠に合うね!」
「そ、そうなぁ?」
「うん!きっとそう!」
「ありがとう!海鈴!もうそろそろ、帰る時間だね!」
「そうだねー。あ!永遠午後空いてる?」
「?。空いてるよー。」
「良かった!じゃあさ、駅前のクレープ屋さんに寄ってから帰らない?なんかさ、帰りにお店によるとかしてみたかったんだよねー!」
「いいね!私も行きたい!」
「じゃあ、決定ね!」
< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop