いじめに立ち向かえる勇気を!


高校1年の入学式。


高校デビューではないが
明るく楽しい学校生活を送ろう。


自分の意見はあまり言わず、目立たないように過ごそう。


そう思い、3年間を過ごした。



いじめは3年間起きなかった。

でも、1年生の時、自分のグループでの友達一人を助けられず、退学させてしまった。
その出来事だけが「苦」である。


その子は特に何も目立つようなタイプでもないし、意見を言うタイプでもない。
でも、同じグループの剣道部の子達との間で
何かがあったのか、
急にハブチが始まり、違和感を感じた。



何があったかは話してくれなかったからわからないけど、
どんどんエスカレートしているのはわかった。



どうにかしたかった。
元の仲良しグループに戻したかった。

でも、ある日、私が剣道部グループに呼ばれお昼を食べた次の日から、その友達は学校を来なくなり、私からの連絡も友達からの連絡も返ってこなくなり、
退学していった。



とても残念だった。


守ってあげられなかった。
罪悪感に襲われた。


自分がお昼に剣道部グループにいかなければよかった。
そんなことも考えて、自分を攻めた。



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