イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
「信君は私が住んでたアパートの隣に住んでた人で、家族ぐるみのお付き合いをしていたんです」

「ふ~ん。で?久しぶりの幼なじみにときめいたってか?」

何なの?今日の建一さんいつもと全然違う。

そりゃ~嫌みなことを言われるのは慣れてる。だけど今の言い方は悪意を感じる。

「私、何か建一さんに迷惑掛けてます?私がどう思おうが関係ないですよね?・・・気分が悪いので寝ます」

これ以上ごたごたしたくない。それにこのまま信君の事を悪く言われたくない。

そう思い2階の自室に行こうとすると建一さんが私の手を掴んだ。

「まだ話は終わってない」

「私は話す事なんてありません」

何で久しぶりの会話が喧嘩なの?

それに建一さんが怒る理由がわからない。

「そいつのこと好きなのか?」

「は?どうだっていいじゃないですか」

「どうせ、お前の身体目当てなんじゃないの?」

何でさっきから信君のことでこんなに言われなきゃいけないの?

だんだんと抑えていた怒りが噴火の如くわき上がってきた。
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