イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます

2人暮らし

目が覚めたのは22時を少し過ぎた頃だった。

一人暮らしはさせないと言われた後、悔しくて自室に籠もり声を殺して泣いた。

そしていつのまにか眠ってしまっていた。

重くだるい身体を起こし、しばらくぼーっとしていたがお腹がぐ～っと鳴る。

そういえば昼も食べなかった。

私はそーっとドアを開け階段の手前から1階を見下ろす。

ここは吹き抜けになっててリビングが丸見えなのだ。

もし、誰もいなければ適当に何か作って風呂にはいって寝ようと思った。

どうやら1階のリビングに部長はいないようだ。

私はそれでも用心しながら階段を降りた。リビングは誰もいない。ダイニングは？


ほっ…


誰もいない。私は冷蔵庫を開けた。冷凍庫に冷凍のうどんがあったので卵とじうどんでも作ろうと材料になるものをとって作り始める。

そして出来上がったうどんを無駄に広いダイニングテーブルで一人寂しく食事を済ませるとそのままバスルームへ。