カクテル紅茶館の事件簿録
きっと私の表情はひどく険しかったのだろう。
男は半ばキレ気味に問いかけてくる。
「別に文句はありません。
どうぞ続きを話してください」
これは本当に思ったことだ。
別に文句はない。
何をしようと何を思おうと人それぞれ自由だ。
私に口を出す資格なんかない。
が、ヌイのことを変人呼ばわりするもんだからてっきり話したら普通な人だと思っていたのに……。
この男もこの男で十分変人のように感じただけだ。