カクテル紅茶館の事件簿録
だって痛いのだ。
周りの視線がチラチラと突き刺さるのだ。
まあ、そりゃ見たくもなるだろう。
私たち三人はそれほどまでに目だっていた。
「僕はチケットを買って来るね」
私たちの目的地は何かの個展会場だったらしい。
目の前には中世ヨーロッパを連想させる小さなお城のような建物が建っている。
「あんたももの好きだね」
チケットを買いに行ったヌイの後ろ姿をなんのけなしに見ていると先輩が声をかけてきた。
だけどその言葉の意味が分からないでいる私は無言で首を傾げるしか反応ができない。