カクテル紅茶館の事件簿録
だけど、今日はそこに(多分だけど)成人済みのヌイと(お節介な他人の)私が加わる。
流石にこの人数だと広くは感じれないけど、それでも掃除が行き届き物の少ないこの部屋には窮屈さは感じなかった。
「ヌイは紅茶がいいかしらね。
えっと、タマさん?はコーヒーと紅茶どっちがいいかしら」
「あ、紅茶で。ありがとうございます」
「淹れてる間、狭いけど適当に腰掛けててちょうだいね」
その一言にヌイと私はおずおずとカーペットの上に腰を下ろす。
「おまたせ。大丈夫かしら。味の自信なんて全くないのよ」
「いただきます」
黙り続けるヌイに、私は手持ち無沙汰になり出されたばかりの紅茶に手を伸ばす。