なぜか私、クラスのイケメンツートップに告られました!
そんな姿を見て、私はまたもボソリと呟く。
「息切れもせず、走った直後から爽やかに会話してるとか……。これがイケメンクオリティーってやつか……」
私の見解に、春子はとうとう笑いしか返さなくなった。
私は至って真面目に見て思ったことを言っただけなのに。
実に心外である……。
二種目は障害物競走。
会場にあまたの障害物が設置されていく。
ネットや平均台に跳び箱。
更には飴を探すコーナーまである。
今年もなかなか厄介そうな障害物走である。
見る方は楽しんでるけど、やる方は必死だし今回は学食半額券一週間分である。
景品の価値が大きいので各色も本気で来るようだ。
この障害物走には谷村くんが出ている。
やはり順番は最後のようで、先に走る仲間を応援していた。
そうして、自身の番の時にバッチリ先に走ってる人を見ていたからか実にスムーズにやりとげ無事に谷村くんが一位でゴールしたのだった。
その後も全員参加の大玉転がし。
玉入れに綱引きの後に女子競技、棒引きである。
はぁ、と一つため息をつくと私と春子は選手の入る入場門に待機すべく向かったのだった。
そして競技が開始して、私は自分に驚くことになった。
今まで以上に早く走れるようになっていたのである。
敵に掴ませる前に一本を一人で持ち帰れるくらいに走れるような飛躍的な成長を遂げていて、自分で驚きを隠せなかった。
「これ、二人三脚の成果?」
そう思って口に出ていた。