なぜか私、クラスのイケメンツートップに告られました!

そんな教室での私と春子のやり取りは、谷村くんと里田くんにもバッチリ観察されていた……

「んー、今日は無理かな……」

「明日からが勝負だな……」

男子二人の呟きは、女子らしいやり取りを交わす私の耳には届かなかった。

何とか、授業を受けて昼休み。
私と春子は茶道部部室に来ていた。
春子は茶道部部長で、顧問や先生の受けが良く二人で静かに話したい時や、他に聞かれたくない時はここの部屋の鍵を借りてきてゆっくりお弁当を食べながら語り合う。

ちなみに、本日は私に対する尋問。
根掘り葉掘りである……。

金曜日からの谷村くんと里田くんからの急なデートの誘いと告白。

今朝の谷村くんとのやり取りまでをサクッと話した。

「まさか、咲がそんな面白おかしい状況に置かれるとは……」

「私だって、なんでか分からんわ!」

クスクス笑いながらも、春子は言う。

「クラスで人気のイケメンツートップが同じ人を好きになるとはね。見てる方は楽しい!もっとやれ!」

「春子!!この状況に置かれる方はちっとも面白くないからね!」

不機嫌になりつつはっきり言う。

「そもそもクラスで人気の二人はさ、学校全体で見ても人気だからなぁ。咲はどうするつもり?」

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