君の隣でその白いドレスを着たくて






その言葉に苦手だと答える者は誰もおらず、みんな満面の笑みで焼肉を楽しみにしている様子だった。



「どんどん好きなもの頼んで。
今日は俺と大斗の奢りだから。」



「え!ほんと?」



「ほんとだよ。
さすがに高校生に払わせたりしません。」



「やったぁー!」



希々と佳奈はすごく喜んでるみたいだけど、それじゃあ大斗さんと茅野さんに申し訳ない・・・。

既に迎えに来てもらってるし、帰りは送ってもくれるみたいだし、至れり尽くせりの状態・・・。



「どうしたの?梨々さん。
お肉頼まないの?」



「あっ、いや、なんか申し訳ないなーって。
あたしは自分の分はちゃんと自分で払うから。」





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