そして、失恋をする
「それより、どうするんだよ?陸」

「え、なにが?」

「進路だよ、進路」

「ああ、進路か………」

修也が言った言葉を聞いて、僕はもうそんな時期なのかと思った。

高校二年の夏の終わりともなると、進路も本格的に考えないといけない時期だ。

「陸は、どうするの?大学行くの?それとも、専門学校行くの?まさか、就職するっていう選択はないよな?」

「ごめん、そんなの全然考えてなかった」

僕は、小さな声で言った。

進路のことなんて全然考えておらず、すっかり忘れていた。修也に進路の話題を振られて今、思い出した。

「でも、就職はしないと思う」

アバウトだけれど、僕はその選択はなかった。

「だな、俺も就職はない」

そう言って先ほど買ったペットボトルのキャップを開けながら、修也はそう言った。

「高卒だと今の時代、きびしいもんな。やっぱり大学に行くか、専門学校に行くべきだよな」

そう言って修也は、ペットボトルの中に入っていた青く透き通った飲料水をゴクリと飲んだ。
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