雨の後は、きっと虹がかかる
必要なものは揃ったので、会計を済ませて2人の所へ戻った。
「ごめんね、遅くなっ……」
……何が、起きているの……?
「栞っ……!」
なんで、栞が倒れているの……?
栞を取り囲むようにこれでもかというくらいに制服を着崩した人達がいる。
愛華の方を見ると震えている。
「……愛華、何が……?」
「……栞っ、栞っ……」
なんでこんなことに……。
怖くて仕方なかった。
でも、ここで逃げたら、また同じ……?
もう逃げるのはおしまい。
意を決して話しかけた。
「……あ、あの、栞に何かしたんですか……?」
「何、お前?」
金髪に染めた女の人が睨みをきかせる。
そんなの、もう慣れている。
「……大切な、友達です。
これ以上、栞に手を出さないでください!」