【完】キミスター♡
私は、貴方の中にある焦燥を、少しでも拭えてますか?
貴方の中に芽生えてしまう不安を、ちゃんと壊せてますか?

時に、壊してしまいたい衝動に駆られたとしても…私は貴方を其処から掬い出すことの出来る存在になれているでしょうか?


そんな思いは、私達を確かに繋いでくれるはず。

私はそう信じて、緋翠の手を引いて「ありがとう」と呟いた。



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