課長の溺愛に付いていけません
橋本君が、取り込んだデザインに、首を傾げた。

「だからと言って、何もしない訳にはいかないわ。取り合えず、コピーしてみましょう。」

コピー用紙をコピー機にかざして、試しに1枚刷ってみた。

「あっ、何とかなりそうですね。」

「そう?よかった。」

そして私達は、その取り込んだデザインで、葉書のコピーを始めた。


私は、急いで先方の担当者に、連絡を入れた。

「こちらでも、何とかコピーできそうです。」

「助かります。」

「何時まで、そちらの会社は開いていますか?」

「ある程度の枚数刷らないといけないので、今日は遅くまで残っていますよ。」

明るく答えてくれたけれど、私達のせいで、担当者の人も残業だ。


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