課長の溺愛に付いていけません
そして翌日の夜。

私は阿部課長と待ち合わせした場所に、立っていた。

そこへ、通りかかったのは、まずい事に課長!?


「森、そんなところで何やってるんだ。」

「見た通り、人と待ち合わせです。」

「へえ。森と待ち合わせするような奴がいるんだ。」

「はははっ……」

課長、上司じゃなかったら、どつきたい。

「まあ、そんな人がいればいいんですけどね。」

結局私も、阿部課長との親睦会だもんな。

「実は阿部課長と、待ち合わせしてるんです、何でも出張に行ってた期間に入った新入社員と、親睦を深めたいだとかで。」

「へえ。」

なぜかいつもよりも、課長、落ち着いている。

『止めろ!行くな!』とかでも、行ってきそうな雰囲気だと思っていたのに。

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