課長の溺愛に付いていけません
「今日は、どこに行くんですか?」

「うん、散々迷ったんだけどね。」

すると阿部課長は、急にタクシーを止めた。

「これに乗って。」

「はい?」

言われるがままタクシーに乗り、そのまま乗り続けると、高めのホテルの前でそれは止まった。

「ここ。」

タクシーを降りると、そこは別世界に来たみたいに、輝いていた。


えっ?ちょっと待って。

何か、勘違いしてない?


「さあ、行こうか。」

阿部課長に、肩に手をまわされ、私はその場でその手を振り払った。

「はははっ。面白いね、君。」

ヘラヘラ笑っているのを見て、渋い顔をしてみる。

私は、そんな軽い女じゃないやい!

どこかモヤモヤしながら、一緒にホテルに入ると、奥にレストランがあった。
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