課長の溺愛に付いていけません
「さあ、グッといちゃって。」

阿部課長の言葉に、私はカクテルのグラスを掴んだ。

スクリュードライバーを一気に飲むと、はぁーっと息を吐いた。

「いい飲みっぷりだね。君、おかわりをお願いするよ。」

阿部課長は直ぐ様、ウェイターにスクリュードライバーのおかわりを頼んだ。


落ち着け。

適当なところで、この場を出れば……

って、えっ……

頭がクラクラする。

目の前の世界が、回り始める。

このお酒、もしかして本格的に作ってある?


「どうした?姫花ちゃん。」

阿部課長が、背中を摩ってくれる。

「ちょっと、酔ったみたいで……」

「大丈夫か?」

その時、阿部課長のポケットから、カチャッと鍵の音がした。








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