課長の溺愛に付いていけません
まだ、胸がドキドキしている。

やる気満開だよ。

やっぱ、これが仕事の醍醐味だよね。

あっ!

課長に言われていた資料、今日の内に仕上げておかなきゃ!


私は弾む足取りで、自分のデスクに着いた。

「えーと、資料はここまで終わったから。」

次のページを捲り、どんどんパソコンへインプットしていく。

「資料5は、円グラフがいいかな。」

ポチポチと、文字を入れたり色を入れたり。

こんなに楽しいのは、課長に認められたからかな?


そんな事をしているうちに、みんな帰る時間になった。

「お疲れ様、姫。」

「お疲れ様です、橋本さん。」

同僚達が次々と帰って行く中、私は一人会社に残っていく。

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